村田祐基という男 - すこしばかりの幸福論

超特急春ツアー、synchronism 昨日終わって、見る前は超特急全体に関する記事を書こうと思ってたのですが、見たあと、やめました。

なんか村田祐基っていう男しかちゃんと見てなかった(失礼だなぁとは思うけど、推しカメラって無意識のうちにしてしまう)ので多分超特急全体の記事を書いたところで偏ることは目に見えてるし、このツアーを通しての5号車ユーキの話をしたいなと思います。

今回私が見に行ったのは

【shout&body】は初日の静岡と5月の八王子、

【body&groovin】は4月のNHKホールと最終日横浜

なんというか、ちょうどよく1ヶ月に1度はライブがある感じで、shoutとgroovinが交互だったので、行くたびに新鮮で新鮮で本当に楽しくて。

とにかく今回のツアーは全くの小細工無しの純粋でキラキラの超特急がずーーーっと見れる感じがして、改めて超特急はスゴイ！と思わさせるライブでした。

毎回毎回が史上最高としか言いようがなかった。

特にビックリしたのは初日静岡で、正直な感想から述べると「こんなに踊って死なないの！？」というくらい。

ひっきりなしに踊ってて、というか超特急の今までのナンバーをほとんど網羅するかのような怒涛のセットリストに、2時間のライブにそれ以上の時間を感じました。

いつも超特急のライブって「あぁ、あっという間だった…」と思うのに、この日はとにかく「あぁ、ものすごく長い感じがしたけどめちゃくちゃ充実してた…」という感想。

逆にNHKホールのgroovinでは、生バンドが予想以上にかっこよくて、アレンジがものすごく良くて…groovinはどうしてもボーカル推し贔屓な内容でしたが、ダンサー推し的にもpani pani,star geer,極め付けはtime waveなんていう絶対生バンドで再現できないだろ！って曲もかっこよくアレンジされてて本当にビックリしました。

(こんなところで言うと刺されるかもしれないですが、某アイドルグループの生バンドアレンジがあんまり好きじゃなくて、超特急が生バンドってめちゃくちゃ不安…と思っていたのですが、その不安はなくなりましたね。)

そしてビックリしたのが、「赤いペンライト増えてる！！」ということ。

静岡の日なんかは５推し4連とかいうバカみたいな推し被り集団で行ったのですが、なんと隣を見ると更に赤が2連続いていて、計6連になる、というミラクルが起きたりなんかして。

そしてライブを見ると、もう本当に５推しそりゃ増えるわ！という内容。

とにかくユーキさんが水を得た魚のようにキラッキラに踊ってて、くるくる踊る様子が眩しくて…

ユーキさんがダンスが上手いというのはもう本当に毎回毎回実感せざるを得ない事実なんですけど、今回のツアーはshoutもgroovinもkiss me babyがあったり、groovinのbeautiful chaserでは生バンドをバックに客席を睨みつけるユーキさんが本当にかっこいいんですよ。

今回ラッキーなことに、八王子公演ではかなり前の方の席を友達が当ててくれたので、近くでもダンスを見ることができました。

あまりのユーキさん多量摂取で、別の友人から「山梨も行こうよ！」と誘われたのですが応ぜないくらいかっこ良くて身震いしました。

(あとこのことを通して伝えたいのが、今あまりいい席が当たらない人もめげずにライブに行き続けてください。きっと必ず運は巡ってくるので、推しのパフォーマンスを目の前で見れるその日まで絶対に下車しちゃダメです。)

ユーキさんって、ドジっ子担当だけあって、かなり生活においてのネジがゆるいというか、八王子公演でもカイカイがおもしろおかしくユーキさんのドジを熱弁してくれましたが(ちなみに要約すると、買ったばかりのマ○ドナルドの商品の袋をものの数分で失くしたという話です)、本当に実際近くにいたらかなりヤバイ人だと思うんです。

手間がかかりそうというか、カイカイくらいしっかりした保護者がいないとヤバそうというか。

でも、ユーキさんのダンスって、そんな普段の姿を全然感じさせないんです。地面から爪の先、強いては髪の毛の先まで神経が行き届いいていて、カッチリとしたダンス。動きはカッチリしているのに、感情表現が豊かで、一瞬一瞬、その時その時によって顔がコロっと変わる。めちゃくちゃ歌詞や曲を研究してるんだろうなと思うし、かと思えばその時のその場でしか出せない感情を曲や表情に乗せるのが本当に長けていて。あの華奢な体(最近かなりガッシリしてきた気もしますが)からしなやかで繊細でカッチリしたダンスが出てくるのが本当に綺麗で。

私全然ダンス詳しくないんですけど、こういうタイプのダンサーって本当にいないなと常日頃感じます。というか感じました。上手い人はもしかしたらたくさんいるかもしれないけど、ユーキさんのような「しなやか」という言葉が似合う人はちょっと私の知ってる範疇じゃ羽生結弦くらいしか思い浮かばないです。ユーキさんに金メダルあげたい。

もちろん今までのイベントやライブでも「ユーキさんスゴイ！ダンス上手い！カッコイイ！」って感じだったのですが、このツアーではいろんな曲、いろんなパターン、いろんな表現でユーキさんのダンスを見れて、改めて「村田祐基という男はすごい」と「推しててよかった」と感じざるをえなかったのです。

そして八王子公演ではラッキーなことに、珍しいburn!ユーキさんソロver.を聴くことができました。あまり上手いとは言えない歌ですが、まっすぐ歌う姿に感動しすぎて、しばらく放心状態になりました。(じゃんけんでタカシくんに勝ったの初めて見たので、えっ？あ？ん？って混乱しました)

横浜、ツアーラストで、ユーキさんが最後の最後でぶわっと大粒の涙を流してツアーを終えていました。

そのキラキラとした涙を見て、胸が熱くなりました。

私自身も、横浜のコールメドレーあたりから自分の中のリミッターみたいなのが外れて、純粋に楽しくコールできて、特にburn!とOVER DRIVEが超特急の眩しさ具合に涙を流しました。

あぁ、もっとユーキさんが世界に知られてほしい。日本にはこんなダンサーもいるよ！って伝えたい。

徳島という小さな田舎で生まれた少年が、上京し、最高の6人の仲間と共に一流のアーティストを目指すこのカッコイイ姿を私ももっともっと応援していたい。

そういう意味で私もsynchronismできたんじゃないかなと感じました。